WELLBOND 拡散接合 情報館


HOME

活動・調査報告

拡散接合とは

拡散接合の実用例

拡散接合面は

拡散接合の原理

拡散接合の仲間

拡散接合の本

陽極接合

大橋修の経歴

WELLBOND

LINK

 

接合関連情報

拡散接合 Q&A

金属技術史

木目金の作り方

1.1  木目金とは

 銀、銅合金等の有色合金板(板厚1mm程)を積層接合します。次いで、下図に示すようにドリルで表面層に局部的に穴をあけたり、また局部的に切削して表面層を取り除きます。このように加工した積層接合体の材料が軟化する温度500〜600℃程度に加熱後、加熱下で圧延あるいはハンマーで叩いて平坦化します。平坦になった薄板に木目文様が現れます。このような手法で、木目文様、マーブル文様を表す技法が「木目金」です。この技法は、「杢目銅」、「杢目金」とも呼ばれます。

 このように木目文様が現れた材料を成形して、古くは刀の「鍔」、最近は「花瓶」、「置物」、「茶道具」等の工芸品等の制作に、特に木目金の「指輪」には人気があります。本技法は、日本固有の技術で、「MOKUMEGANE」 として、外国でも人気があります。

mokume 1.1

mokunegane

銀と銅の積層板からできた木目金

戻る